こんにちはMATYです。
前回のブログを更新し、栃木でAS.Laranja Kyotoの選手達の戦いを見てきました。
山脇さんがAS.Laranja Kyotoを地域CLに導いてくれたのであるとすれば、JFLに昇格させることが目的ではなく、この大会に選手達が出場することによって、選手各々のモチベーションだったり、意識づけだったり、クラブの方向性だったり、これから先のラランジャを造るために与えられたきっかけ作りだったのではないかなぁと思う3日間でした。
地域CLに出場すること
他府県の選手と全身全霊で戦うこと
1点の喜びが大きいこと
1点の失点が苦しいこと
試合の勝敗が自らの進む道を決めること
仲間を信じること
共に戦うこと
3日間の撮影と、クラブに寄付していただいた方へ送る動画を編集しながら、1日ずつ彼らの顔つきが変わり、チームの団結ができていく様を感じました。
すでに、公式戦は終了しているので、このままシーズンは終了。
次のシーズンに向けて、各々人生で進むべき道があるので、退団してしまう選手もいると思いますが、2020年はAS.Laranja Kyotoにとって、ほんとに色々あった特別な年だったので、この先の人生で思い出して、懐かしんでもらえるように、そして、この気持ちを私自身忘れない為に、3日間の遠征をしっかり残しておこうと思います。
3日間分を1つの記事に書くので長いです。先にごめんなさい言うときます(笑)
<Sponsered Link>第1節:2020年11月6日 vs 北海道十勝スカイアース
最寄駅は石橋駅「大松山運動公園陸上競技場」へ
これから3日間歩く道のり。
方向の目印はこの建物に決定。
かんぴょうが名産品らしく、お土産屋さんが!
15分くらいで到着。道中にはお土産やさんやしまむらもあった。
テントに向かうとミーティングが始まってました。
私は受付でメディアパスを受け取り。
関西リーグ以外でメディア撮影したことなかったし、初めての場所で不安もあったけど、KSLオフィシャルカメラマンのとにゐたけさんが一緒だったので、一気に緊張が解けて安心できた!めっちゃ親切に私の不安を払拭してくれて、3日間は安心を確信(笑)
さっそく、栃木でもごろにゃんスタイルを発揮してました(^▽^;)(じゅんやとひろやを撮影中)
キャプテンの福永選手にお礼動画向けに意気込みをインタビュー
辰巳コーチが戦術指導中
ウォーミングアップ
ミーティング後はウォーミングアップへ。
いよいよ試合へ向けて動き始めます。
ちょっと緊張気味の?福永選手の円陣の言葉にみんなが突っ込むハプニング。
笑顔でウォーミングアップに入ってました。
今年、バナー担当を自ら率先してる則武選手。
試合に出ていない選手も、各々の持ち場を頑張ってくれています。
1試合目が終了し、開場の中へ。
さっき則武選手がはってたバナーもばっちり!
カメラ見つけてポーズ撮ってくれた青島選手。
加入したころより表情が柔らかくなった。天真爛漫な選手です(笑)
選手達はピッチでアップを始めます。
サポートメンバーの動きもあわただしくなってきました。
着替えを終えて間もなく入場
ウォーミングアップを終えた選手たちは着替えてベンチに入ってきます。
そのベンチには、今年7月開幕を前に逝去された山脇さんの姿も。
訃報の前日はビッグレイクで守山侍とのTMがあって、今日は山脇さん来てないなぁと思っていた矢先の訃報だったので、ショックだったのを昨日のことのように思い出します。今年、選手達がリーグ戦でずっとつけていた喪章、常に共に戦ってくれてたと思います。
これから3日間も選手たちを見守ってるんだろうなぁ。
ついに、選手入場。
ちょっと緊張してるかな?私も緊張してたけど。
第1日目キックオフ
集合写真。
キャプテン同士のあいさつ
円陣
ついに試合が始まりました。
地域CLは、アルテリーヴォ和歌山の試合で何度か経験してるけど、いつもサポーターたちが言っていたのは「初戦が大事」って言葉。
私は、ただただ、選手たちを信じて記録に残すしかない。
個人的にこんな豪華なベンチはめったにないぜ~!とテンションが上がる。
吉田HCは前に立ってていないけど。コーチも勢ぞろいはうれしい。
関係者のみ入れるスタンドにはスカウティングの人や次の試合の対戦相手が観戦中。そして、サポートメンバーの姿も。
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前半を0-0で折り返し後半キックオフ
試合の立ち上がり、「あれ?あれ?あれ?緊張してるのか?」ってくらい、リーグ戦のらしさが見えなかったけど、30分過ぎたあたりから、いつものラランジャのプレーが見えるようになってきた。
前半は0-0で終了。
厳しい戦いではないけど、簡単にもいかない。そんな感じ。
そして、試合を動かしたのは相手でした。
なんとなく、ディフェンスが迷ったような怯んだところを見破られてしまった。
結局この1点が決勝点となり、試合終了。
1点くらい取り返せると思ってたけど、そうはいかないのが全国大会の厳しさ。
審判大丈夫か?って色々思うこともあったけど、リーグ戦同様、点を決めれば審判云々なんて関係ないしな…逆の立場でラッキーをもらえることだってあるしな…って自分を納得させてました…。
応援席にあいさつに来る選手達。
まだ1日目だからね。残り2日勝てばまだまだ最後まで結果はわからない。
Twitterの私のTLでも労いと応援のメッセージがたくさん上がってました。
試合終了。で、終了じゃない。
ピースをしているのは、まだ登録されていないけど、サポートメンバーとして頑張ってる、福本輝一選手。きっと、来年は選手登録されるはずのMFで、ポルベニル飛鳥、レイジェンド滋賀にもいた選手です。
そんな、試合に出ていない選手たちが中心にバスに乗り込みます。
運転は辰巳コーチ。昔から、リーグ戦遠征で選手が乗るバスを運転してる姿を見てたから、そのバスに乗れたのがうれしい♪
到着したのはラランジャがこの地域CL期間中借りているグラウンド。
手際よくゴールを設置
吉田コーチは引き続きここでも選手たちをみます。
練習開始
メインは試合に出てないサポートメンバーだったりするけど、試合に出てた選手の姿も。山内選手に、なんでこっちに来たのか聞いたら、高校の時は試合に出れなかった悔しさがあったから、その分頑張れることは全部やりたいんだと。若いのにめちゃしっかりしてる選手です。
磯部選手にお礼動画のインタビュー。
常に状況を楽しんでいる感じがベテランだなぁと思ってました。
選手を撮影してるとカメラ前を横切る怪しげな影が!(笑)
ジムさんでした!「試合会場でインタビューを受けてきたわー」ってことで…
お礼動画向けにもインタビューさせてもらいました。
ジムさんと一緒に練習場に来たのは、事務局長の氏家さんとTOPチームにもいた吉澤正悟さんです。
私のオレンジのベンチコートはアルビレックス新潟のものなのですが、しょーごさんが所属していたクラブでもあるので、めちゃ突っ込まれました(笑)
ちなみに偶然です。出張で新潟行ったときにセールで安くて、オレンジ+青がラランジャカラーだなと思ってget。こんなに重宝するとはーと自分でも驚いてる(笑)
お二人のおかげで選手達の遠征手配やこのグラウンドを借りれることができたりと、陰で選手たちを支え、見守る人たちもいて、決して他のクラブに比べれば体制やスタッフ規模に至らない点があるかもしれませんが、AS.Laranja Kyotoは恵まれてるチームだと断言できます。
練習は日が暮れるまで。
監督とコーチがミーティングに向かう空は夕焼けが綺麗でした。
明日は雨が降るかもと聞いてたけど、お天気になりそうです。
日が暮れたので練習終了!もう真っ暗だけど、まだ18時だったりする。
関東は日が暮れるのが早いんだね。
ホテルに戻ってきた
練習を終えた選手たちがホテルに帰ってきました。
一足先に戻ってきていた試合に出た選手達はロビーにいたので、急遽インタビューを敢行。インタビューアーは吉田HCにお願いしました。お疲れのところありがとうございます。
山中選手
忠政選手
そして、最後は吉田HC。インタビューアーは松本C。
私は撮影中、後ろのお風呂&食事へ向かうバスに乗ってるタイガが視界に入ってめっちゃ気になってた。動画で見てみてください(笑)
ちなみに、右側のバスはブランデュー弘前FCだったみたいです。
選手達を見送った後は、洗濯に行くメンバーを待つためロビーに。
今日の試合結果を見たり。
吉田HCは早速今日の試合動画をチェック。
松本Cは、アカデミーのお仕事をしていました。ここまで来ても、スクールのお仕事やってるし、このあとロビーに積みあがってる荷物を片付けるっていうし、ミーティングもあるっていうし、コーチたちはいつご飯食べて寝れるんだろうと心配になったよ・・・(;^ω^)
お洗濯へGO!
若手選手たちは、晩御飯に行く前に選手全員のユニフォームを洗濯すべく、コインランドリーへ。
ゴミ袋3袋分。結構な量。
私、コインランドリー初めて入ったよ(;’∀’)
手際よく洗濯機に入れて洗濯スタート。
洗濯隊終了のポーズ(笑)
村岡選手、図師選手、宮本選手
洗濯が終わるまで、晩御飯へ行く選手達。
その前に、私を最寄り駅まで送ってもらいました。運転は宮本選手。
こうして、1日目が終わったのです。私はホテルに帰って。1日目の動画を作成。
明日の試合は午前中なのに、気が張っててなかなか寝れなかった…。
寝れないから東京駅で買ったうさまる並べて写真撮ったりしてた…(あほ)
第2節:2020年11月7日 vs ブランデュー弘前FC
ウォーミングアップ
2日目は午前中の第1試合。
ギリギリだったーー(;^ω^)
ちょうどウォーミングアップの円陣する前だった。
テント側も準備を進めていました。おはよー!
ピッチででウォーミングアップ
さて、今日は第1試合なので時間が来ればピッチでアップができます!
アップ前にスタンドにあいさつするスタンバイ中。
あ!松本選手が到着してるー!(^▽^)
仕事がある選手は途中からチームに合流というのも社会人リーグではよくあることだよね。歯がゆかったと思います。
ジムさん、おはよーございます!
中尾選手はキックオフ1時間前に到着という、アクロバット具合。ずっと、大会の前からどうやって行こうか思案してて、結局当日の始発で無事間に合いました!(私の夜行バス案は却下された模様(笑)
これで待っていた2人が到着し、遠征メンバーが全員揃いました。(o^―^o)
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第2試合キックオフ
選手入場後の記念撮影。
今日は2日目。
前日負けているので、何とか勝利して明日につなげたいね!
サポートメンバーもスタンドで見守ってます。
ラランジャのボールでキックオフ
公式記録で21分。
ゴールネットを揺らしたのは、相手チームでした。
まだ始まったばっかり!
取られたら取り返そう!
前半終了間際、ラランジャのコーナーからのチャンスで得点が入りそうな気配がするも、ホイッスルがなる。すかさず、山内選手が審判に話しかけてました。客席でも、時間早いのでは?って声があったんだけど、その後インタビューで聞いてみたら、山内選手もそんな感じのことを話したそうです。
ウッディは若いのに笑顔で政治ができる頼もしい子や(笑)
後半キックオフ
後半からメッシ(山口選手)と交代でマナ(中尾選手)が入ります。今日ついたのにすぐ出れるのはさすが!11年ぶりの地域CL出場やね!
この試合で一番ファインプレイだと思ったのは、山中選手のこのヘディングでのセーブ。多分、それがなかったらもう1点決められてたと思う。
素晴らしい位置!
そういえば、マナが初めてスローインしたとき、客席がすごいどよめいて、それ以降、マナのスローインを見るのを楽しみにしてる周りのお客さん(多分第2試合のサポーター)のリアクションを見るのを密かに楽しんでました(笑)
一回マナから相手GKへのキャッチボールみたいなスローインもあったよ(;^ω^)
酒井選手と交代で…
磯部選手が入りました。
昨日の試合後の練習で調子が良さそうだった村岡選手が倉田選手と交代で入りました。
今年の若手の中で一味違う存在。
山中選手がベンチに。
交代したのは河野選手。彼も昨日の練習でいいシュート決めてたから期待!!
まもなくアディショナルタイムに入るというタイミングで、大澤選手がイエローカード累積で退場に(´;ω;`)
そのまま万事休す。
この結果をもって、AS.Laranja Kyotoは地域CLの予選ラウンド敗退がほぼ決定しました。
涙する選手もいる中、応援してくれた人たちのもとへあいさつに。明日は結果に関係なく勝ちたいと意気込む福永選手の言葉に期待。(´;ω;`)
土曜日で、大会2日目ということもあり、ほんとにたくさんの人が応援にきていました。
特に、大野選手の前所属チームのサポーターさんが多く、大野選手は改めて深々と頭を下げていました。
第2試合が始まるので、スタッフはダンマクを手際よく撤収。
そんな時、大野選手がまた一人でスタンドに挨拶に出てきました。
(その様子はお礼動画の2日目に収録しています)
挨拶をしたあと、涙をこらえて上を向いて走る大野選手や選手達を見てると涙が止まらなくて、しばらく会場の横で、KSLカメラマンのたけさんに審判への怒りを愚痴りつつ泣く私の相手をしてもらいました。
でも、勝負は勝負だし、ゴールを決められなかったのは事実。文句なしの強さを見せないと、この先さらに激しい戦いには挑めないよね…。
試合後のインタビュー
選手の前では涙を見せないように、少し気持ちが落ち着いてから選手インタビューを敢行。
選手のみんなも悲しいところ、悔しいところ、ほんとごめんなさい。でも、この地域CLを支援してくれた人たちに中継では見えない選手の表情や気持ちを伝えるのが私の今回の役目でもあるので・・・・協力に感謝です。
正直、憔悴してる選手達にカメラを向けるのはさすがにつらかった。
8 MF山口 拓哉選手
27 FW酒井 翼選手
2 MF高橋 周也選手
19 MF山内 颯選手
ウッディは試合の後は泣いてたけど、インタビューの時はいい笑顔見せてくれて救われました。
トレーニング
昨日に続き、試合に出ていない選手はトレーニング。今日は、会場周りのランニングでした。
22 GK太田 俊輔選手。
ピースサインに反して顔はつらそう(;^ω^)
通り過ぎるたびに、キツイアピールをする20 DF松本 佳浩選手(笑)
昨日の夜到着したばかりだから大変だねー(;^ω^)
でも、いい画を撮らせてもらいました(笑)
懐かしの顔!
撮影してると、あいさつに来る人が。元TOPチームの杉山直人選手でした。
吉田HCや直人が所属していた時の選手と順番に話してました。
挨拶してすぐに帰るのかな?と思ったら、最終的に選手達と一緒のお弁当を食べました(笑)
私もいただきました♪
今日食べた牛丼はいつも以上に思い出深いな。
選手達のご飯は大盛なのに2個食べれるとか言ってて、選手のお母さんや奥さんはお米たくさん炊くんだろうなぁとか驚いたよ(;^ω^)
ところで、お礼動画に入れてるのですが、直人が最後に挨拶をするとき、翼と同じ学校だったということを聞いて、個人的にハッとしたことがあります。それが、試合の時の円陣。
翼はいつもこんな感じで上を向くのですが、これは既視感があって・・・
それが、直人だったのです。だから、ひとりで心の中で「だからか!」と納得したのはここだけの秘密。
最後は、直人がいた時代のメンバーで集合写真を撮りました。
さっきまでの試合結果を忘れるようないい表情。
そして、私と一緒に石橋駅まで送り届けてくれました。
駅前で再度記念撮影。直人は関東に住んでいるので、しばらくお別れ。
駅までありがとうございました&2日目お疲れ様でした!
今日の密着はここまで。直人と途中の駅まで同じ電車で、チームの近況話をして帰りました。離れていても気にかけてくれてるみたいで嬉しいね!
今日の試合は負けてしまって、決勝ラウンドへの道はほぼなくなってしまいました。
でも、今日の直人の訪問のおかげで、悲しみより、温かい気持ちで1日を終えました。
というのも、ラランジャって、サッカークラブでもあるけど、ほんとにファミリーなんだなぁって思ったんです。だって、久しぶりに顔を見せに来た、元チームメイトにお弁当を食べさせてあげて、駅まで送ってあげるって、家族や親せきが家に来た時に、おもてなしするのと同じじゃないですか?
就職とか移籍でチームを離れても、帰ってきたときには「おぅ!元気か?よう来てくれたなぁ!」って迎え入れてくれるスタッフ・選手がいるって、すごい素敵な関係性だなぁ、これが、AS.Laranja Kyotoの理念の一つだよなぁと感動しっぱなしでした。
いよいよ最終日。明日は、せめて1点でも取ってくれたらいいなぁと願ってやみませんでした。
<Sponsered Link>一方…選手達は・・・?
今日は午前中の試合だったので、午後は少し自由時間があり、夜はミーティングがありました。
選手達が3つのグループに分かれて意見交換をしています。
そして、各チームの代表が話し合った内容を発表します。
最後にジムさんと吉田HCからの話という流れ。
お礼動画ではこの模様の一部を収録しています。
約30分くらいの時間、どの部分をお礼動画に採用しようか考えながら何度も動画を繰り返し見ていたのですが、何度見ても心に残るのは磯部選手の「7年所属してきたが、今まではJFLを目指してるとは自信をもって言えなかったが、来年からはJFLに行くという強い思いを持って言える」という部分でした。
それは、申し訳ないんですが、私も感じてて、だからこそ、ジムさんへのインタビューの時に「JFLを目指してるんですか?」の質問につながっていました。なので、この磯部選手の気持ちって、すごい内側から出たリアルだなぁと思って、もちろんお礼動画の中でも採用させてもらっています。
なんか、このミーティングは、名目上は翌日の試合に向けての作戦会議的なところがあったかもしれませんが、AS.Laranja Kyotoの歴史のページを1枚めくるような時間だったんじゃないかぁと思っています。気が早い話ですが、私はこの瞬間、もう来期のことも考えていました。
最後は、選手やチームに寄せられたお土産を囲んだ写真です。試合会場ではなかなか全員揃って記念撮影できないので、貴重なショットになりました。(これでも全員ではないけど)
明日も頑張ろう!!
<Sponsered Link>第3節: 2020年11月8日 vs 栃木シティFC
会場到着
最終日の朝。
今日は早く会場に到着。
ちょうどラランジャの選手たちが乗ったバスが来ました!
おはよー!
なんと!今日は高橋選手の誕生日なのです!
勝ってWお祝いしたいねー(o^―^o)
朝から明るい2人。おはよー!
モトキも元気に挨拶してくれました!
荷物を置いた選手たち。
自分たちで搬入&準備
選手達はまたどこかへ向かいます。向かった先は、乗ってきたバスや車。手分けしてチームの荷物を運んできます。
ラランジャは、こうやって選手達自身が練習用具やボール等の荷物を搬入・撤収します。昔は、コーチ陣だけでやってた記憶もあるんだけど、今はいつの間にか選手たちも手分けして手伝う姿を見るようになりました。
大きなクラブは選手以外のスタッフがいて、いわゆる雑用はそういうスタッフの人たちがして、試合に選手は試合に向けてコンディションやモチベーションを高めていく環境なのかもしれないけど、ラランジャの選手はとりあえず自分たちでやってます。
私はこの姿がいいとも悪いとも思ってなくて、ただただ、これがラランジャの現状であることを伝えたいと思います。
コーチ陣だって、選手がやってくれるのは当たり前とは微塵も思ってなくて、少しでも選手達に休んでもらったり、試合に向けての準備をしてほしい気持ちを持っているのは確かなのです。
一方で、今の選手達は自ら手が空いてたら手伝おうと呼び掛け合ってる姿を目の当たりにして、ほんとに今年のメンバーはいいなぁ…とそういう場面に遭遇するたびに思うのでした。
こうやって自分たちのことは自分たちですることを経験していたら、例えば、他のチームに行ったとき、スタッフさんへの感謝の気持ちも芽生えるんじゃないかな。
「あたりまえ」の対義語は「ありがとう」だからね!あたりまえって、あたりまえじゃないんだよ。だから、「これって当り前のことじゃないよなぁ…」って思ったときに「ありがとう」が言える人は素敵です。
搬入が終わったら、集合時間までフリー。
スタンドに上がって第1試合を見てる選手もいました。
カメラ目線なのはダイキ。
大澤選手は昨日の退場で、今日の試合に出られません。まさかの出場停止…(´;ω;`)でも、率先してサポートにまわってる姿は、長くチームに所属してるだけに、さすがだなと思います。
で、今日はお天気がいいし、もうベンチコートは必要ないだろうということで、片付けて梱包することに。
あゆむに梱包方法を教えてあげているのはめっし。
ちなみにテープはガムテープじゃなくて、選手が普段から使ってるテープ(;^ω^)
レクチャーを受けて、早速あゆむも梱包!
なんてことない場面なんだけど、私はこういう選手たちを見ているのが好きなのだよ(笑)
試合に向けて動き出す
さて、集合時間になり、テントの中ではミーティングが始まりました。
サポートメンバーは給水ボトルの準備。一人ずつ、氷の有無の希望を確認しながら。
小さな応援団
ウォーミングアップに向かうモトキが持っている旗は、アカデミーのファミリーが作ってくれたもの。
実は、大会初日に選手達の連絡LINEには、この旗を持った応援動画が共有されていたのです。
それを2日目から合流のマナが預かって持ってきてくれて、大会の地に届きました!
それだけじゃなくて、大会期間中、毎日ラランジャファミリーの子どもたちから応援の動画が届いてました。
間違いなく、選手たちの力になっていたと思います。
私が見ても、胸がいっぱいだった。みんなで計画とか練習してる姿を想像しながら何回も動画を見たよ。(o^―^o)
そんな中で、初日の応援動画にあった旗が、ウォーミングアップ会場にあったので、ひとりでテンションあがってました(笑)
ウォーミングアップ開始
いよいよ最後の試合に向けて動き始めます。
アップ前の円陣。(もらった旗をコーンにとめてます)
時間になり、会場の中へ。
客席へあいさつへ向かう前の準備中。
ピッチ内でのウォーミングアップ開始。
ちょっと今から個人的な余談をします。
ちょうどこの角度で撮影している時でした。
何度もカメラの前を往復して、最後はカメラに近づいてくる蝶がいたのです。私は、それを肉眼で確認した瞬間「あ!山脇さんが来てる!」って思ったのでした。とりあえず、そんなこと、みんな忙しそうで誰にも言えなかったけど。Twitterには書いたかな。
でね!びっくりなのは、試合後に関西サッカーリーグのフォトアルバムを見てたら、その蝶が撮影されていたんです!!トリハダたった。カメラマンのたけさんが何でこの写真を撮ったかは聞いてないけど、撮りたくさせる力があったのかなぁ。。。。
私はシャッターが間に合わなかったから、この写真残してくれてほんとにうれしいです。
何かが起こる。
そう確信したウォーミングアップなのでした。
着替えて選手入場準備へ
ウォーミングアップを終えてテントに戻ってきた選手達。
福永選手が胸に刻んだ気合シャツを撮影中。
全員で円陣を組んで、会場へ向かいます。
お礼動画を見てくれてる人向けに、カメラにもグータッチしてくれる選手が今日もいたよ!
後で分かることなのですが、じゅんやはダイキのユニフォームを着ていて、この時、ダイキに見せながらグータッチをしているのです。
今日のモトキは朝から闘争心がみなぎってる感じでした。
きいち
たくちゃん
のり
辰巳コーチも気合十分!
吉田HCはバッチリみんなに気合を入れたあと、「忘れ物~」ってテントに戻るオチ。(;^ω^)「いつもどおりだな」ってクスッと笑わせてもらいました。
最後の試合くらい勝って終わりたい。
せめて大会期間中の獲得点「0」は避けたい。
そう願ってました。
でも、冷静に考えたら、最終戦が一番厳しい戦いが予想される相手だったんだよね…。(今振り返ると、ずーっとラランジャの選手達を見てるから、試合前に頭に入れてた他クラブの情報とか、考えてたことが全部吹っ飛んでた。)
選手入場
とうとう、最後の試合。
選手入場です!
後悔ないように戦ってこーい!って気持ちで見送りました。
集合写真では山中選手が旗を持ってるよ!
カメラの後ろでは、山脇さんの写真が選手達を見ていました。
今回の地域CL集合写真を撮影していて、倉田選手の魅力を発見したのが、収穫かな!
そして、磯部選手もようやくスタメンに復帰です!途中から入るのは難しいからスタメンがいいと本人から聞いていたので、喜びもひとしおだね!!
キックオフ
後ろに映ってる相手チームのダンマクにあるシュナ潤なんて、奈良クラブがKSL時代の時に苦しめられたGKだし、去年おこしやす京都にいた内田 錬平選手も相手チームに所属してるんだけど、試合の時はすっ飛んでいた。(どうでもよかった)
泣いても笑っても最後の試合。
相手は決勝ラウンドへ王手をかけているチーム。
決勝大会に行けなくても、今のラランジャの強さがどれくらいなのかを知れる機会には間違いありません。
例えば、カテゴリーが上の相手とTMをしたとき、勝とうが負けようが所詮TMで、やっぱりこういう魂をかけた本戦で分かることがあると個人的には思うんです。
前日の夜、みんなで話し合ったサッカーで戦うだけ。
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後半キックオフ
前半を0-0で折り返しました。
個人的に、ラランジャはこの3日間で一番のびのびプレーしているように見えました。
大方の予想に反し、健闘しているのではないかな?とも脳裏によぎったのは事実。でも、まだ獲得点は0。相手は確実に1位通過を狙ってるはず。
後半開始後、10分くらい。
公式記録では58分に、ラランジャにPKチャンスが!
なんか知らんけど、ラッキーなPK。これは、リーグ戦最終節を彷彿とさせる山脇さんパワーなのか?!(笑)
そんなチャンスをつかんだのは磯部選手。
キーパーの読みは当たってたけど、見事に決まりました。
これで、大会3日間のスコアボードに「0」が並ぶことを回避。
私はそれだけで、胸がいっぱいだったよ。
ようやく見ることができた、試合中の選手たちの喜ぶ笑顔。
しかし、相手はこの大会で無敗のチーム。
まだまだ気を抜けません。
気づけば観客席がいっぱいでした。
給水タイム
手ごたえを感じているように見えました。
試合終了までのこり10分くらいのところで、今度は逆にPKのチャンスを与えてしまいます。
1-1の同点に。
さらに、カメラの電池を変えているうちにさらに追加点であっという間に逆転を許してしまいました。
河野選手が酒井選手と交代。
結果的にこの試合での交代はタイガだけでした。
ATは3分
【悲報】カメラのメモリ32Gを使い切る。
(3日間消さず、動画を多くとり過ぎた影響…Orz)
次に残した光景は、スマホカメラで撮影した試合終了の光景でした。
そして、客席に選手達が並び、福永選手が3日間のお礼の挨拶を述べ、AS.Laranja Kyotoの地域CLの3日間の戦いが終わりました。
よくがんばりました!(花丸)
選手達は、悲しみに浸る間もなく、記念撮影、そして支援お礼動画の収録へと続きました。
普通なら、悲しみや悔しさに浸りたいと思うんだけど、ほんとにごめんね。でも、快く協力してくれて感謝です。
<Sponsered Link>試合終了後
撮影を終え、テントへ戻る選手達。
倉田選手にインタビューしました。「このラランジャのサッカーで勝ちたかった」と。ほんとそうだね。
ピッチに寝転んで空を仰いでる選手も。
きいちとグータッチするひろや。
会場の外で、最後の選手インタビュー。
今日一番闘志を燃やす表情が見えた#6 MF中尾元基選手
言葉数は少ない中でも、悔しさと来季への期待が感じられました。
笑顔の中にも冷静に試合を振り返る#19MF山内颯選手。
来年もこの場所に戻ってくると言ってくれました!
笑顔でユニフォームをめくりながら近づいてきた#10FW磯部隼也選手。だいきの7番のユニフォームを下にきてプレーしていました。
だいきもラランジャファミリーの一人だからということで、ユニフォームを着て戦ったそうです!その思いが、例えPKであっても1点に繋がってよかった!!
じゅんやはこの大会期間中ずっと、ベテランらしい、いい表情でした。
3日間ゴール前で戦った#1GK大野将弥選手。なかなか関西まで試合を見に来ることが出来ない前所属チームのサポーターさん達にも、その雄姿を見せることができたんじゃないかなぁと思います。2日目の試合後、一人でもう一度客席に向かった背中は忘れません。
#21DF忠政慶之選手。悔しい中にもラランジャらしいサッカーができた満足感はあったようで、今度は初戦から今日のようなサッカーをしていくと決意を語ってくれました。
最後に、監督のジムさんにもインタビュー。
試合に負けたものの、ジムさんの表情からは幸福感が感じられました。それは、ラランジャらしいサッカーを選手たちが頑張ってくれたこと、そして今回の地域CL出場に際して、ほんとにたくさんの愛がチームに届いたからだと思います。来年がほんとに楽しみです!
最後のミーティング。
ジムさん、氏家さん、しょーごさん、そして私も選手のみんなに一言話しました。
私は本当に一言。「みんな大好きだよー!」と叫びました。
だって、この3日間、ずっと近くで選手たちを見ていて、ほんとに愛しくて仕方なかった。だからその言葉しか浮かばなかったのだ(笑)
そして、いつもの締め。
長いようで短い、短いようで長い地域CLの挑戦が終了しました。
選手を見送ったあと、帰り道を振り返ると、きれいな夕日でした。
ラランジャはポルトガル語でオレンジだから、ぴったりの空。
最後にオレンジの太陽を見た瞬間、これからがスタートなんだなという思いがよぎりました。
とりあえず、もしも来年、例年通り全社が開催されるとしたら、栃木県っぽいから、またここにみんなで戻ってこれるように頑張ってね!!
(国体の開催前年にリハーサル大会として全社が開催される)
and…
個人的に、応援しているチームが出場する地域CLの観戦は3回目、傍観者としての観戦を含めると6回目でした。
今回、3日間の大会が終わった時、シーズンが終了となるので、選手達としばらく会えなくなるのは寂しかったけど、やっと終わったー!という気持ちもありました。正直、今までで一番しんどかったけど、一番記憶に残る大会になりました。(記憶に残ったのは試合内容よりもそれ以外のこと)
今まで、遠征の試合といえば、観戦し終わったあとは、大体その土地の観光を兼ねていたので、旅行のような感じだったのです。
でも、今回は3日間朝から晩までずーーっとチームや選手達のことを考えていました。
試合中は撮影、そのまますぐにホテルに帰って動画の編集。
私が宿泊している小山駅周辺で夜遅くまでやっていたのはチェーンの居酒屋さんなので、ご当地らしいものを食べたのは、早く解散した2日目の夜だけ。蓄積される睡眠不足で観光や買い物に行く気力もでず、おとなしくしていました。
でも、駅前の商業施設に入っていた宇都宮餃子のお店、美味しかったよ!宇都宮餃子は焼きたてを現地で食べたほうがいいと思った。(焼きあがりが独特)
普通なら、ストレスがたまると思うスケジュールも、同じように寝る間を惜しんで、毎日試合の準備をしているコーチ陣達を思うと、ツライとは全く思わなかったし、撮影した動画や写真を振り返りながら、動画を編集していると、画面の中の選手たちの表情に癒され、モチベーションは下がりませんでした。
こんな経験はなかなか味わうこともないと思うので、同行させてくれたチームには、ほんとにほんとに本当に心から感謝です。気遣ってくれた、選手達、スタッフにも。
それから、チームが地域CL出場するために呼び掛けた募金で、支援してくれた人たちの多さ、懐かしい名前を見て、今まで機会がなかったけど、どれほどAS.Laranja Kyotoというクラブや選手達が愛されているかを目の当たりにすることが出来ました。
ちなみに私はスタッフではないので、今回の遠征費はもちろん自己負担だったのですが、GOTOトラベルのおかげで本当に助かりました。新神戸⇔東京の往復新幹線+ホテル3泊が、通常価格の新幹線通常往復価格より安かったです…!!来年の地域CLの時もGOTOトラベル続いていればいいなぁ・・・(´Д`)
地域CLに携わったみなさん、お疲れさまでした!!